四柱推命(しちゅうすいめい)

四柱推命は一般に日本で使われている名称で、本来は子平(しへい)、八字(はちじ)などといわれます。
中国の宋の時代に確立されたといわれています。

占う時にはその人の生まれた年、月、日、時間をもとに、暦から十干(じゅっかん)、十二支の合計八つの文字を
組み合わせて「命式(めいしき)」を出し、それをもとにその人の一生の運勢の流れや傾向を判断していく「命(メイ)」の占術です。
命式自体は暦から比較的簡単に出せますが、そこからさまざまなことを的確に判断するにはかなりの研究や経験が必要になると思います。


同じ四柱推命でも結果が違う?

四柱推命はさまざまな「流派」や「考え方」があるので、同じ四柱推命で見てもらってもまったく判断が違う場合、
吉凶が逆になる場合があります。
これはそれぞれの流派の違い、見解の違いといってしまえばそれまでですが、混乱する事があります。
(いろいろと占いをためしてみたことのある方なら経験があるかもしれませんが…)
プロの占い師でも見方がそれぞれ違ったりして、かなり違った判断になったりすることもあります。

また、判断の基準となる五行、十干などの強弱のバランスの判断が人によってかなり難しい場合があり、その点も
判断が微妙に変わってくる原因になっています。

さまざまな意味の星を出し、そこから判断する紫微斗数と違い、八字だけでその人の運命のさまざなことを的確に
判断できるようになるのには別の意味で難しさがあります。


四柱推命での「吉凶」

四柱推命でいう「吉凶」は、一般の人が思っている、いわゆる占いの「吉、凶」とは若干、感覚というかニュアンスが違うような
感じがします。

基本的に四柱推命では「自分の意思」で選択した結果、どういうことが起きやすいか?といった感じの「吉凶」を表します。
(表現がちょっと曖昧というか、微妙な部分を含んでいますが…)

そして、四柱推命には、その人個人のどの部分が良くて、どの部分が弱いか見る、非常に個人的な能力や才能を見る、分析する占術と
いった感じがあります。

四柱推命で「吉」と出ている部分は本人があまり意識したり、すごい努力をしなくても、自然に本人が出せる良い面といった感じがあります。
たとえば周囲に対する優しさであったり、勤勉さであったり、頭の回転の良さ、表現能力、管理能力などです。

金運とか仕事運のことでいうと、自分が好む、やりたいと思う仕事、選択する仕事の方向性と、実際に自分の能力を発揮できる方面が
うまく一致してかみ合った場合、スムーズに能力が発揮できて成功するのであって、自分がいくら好む仕事や方面だとしても、実際にその仕事
をやっていく上で能力的に問題があったり、ズレがあったりした場合は難しいです。(当たり前といえば当たり前ですが、こういう例が結構多い…)

また、「占いの?(ギモン)」のページにも関連したことを書きましたが、四柱推命で「金運が良い」というのは、「自分が働いた結果、
どれくらい効率よく、あるいは楽にお金が稼げるか?」ということの吉凶を基本的に表しているので、自分が働かないで、「○○から遺産を
受け継いだとか、クジが当たって思わぬ大金が転がり込んできた…」などという意味での「金運の良さ」などは出ません。

四柱推命でいう金運(財運)が悪いと、人の倍以上苦労して、それでもお金がうまく稼げない、あるいはすぐに出て行ってしまう…ということに
なりやすかったりするようです。(財運が悪かったり、十干の関係が悪かったりする場合、お金は得られても、そこに行き着くまでに相当、苦痛
が伴ったりしやすいなど、「難」があるようです)

それと「人の倍、働いて、結果、人の倍稼ぐ!」というのは命の占術上は「金運が良い」とは言えません。

「金運が良い人」というのは「楽にお金を稼ぐ、あまり苦労せずに、それでいて人並み以上にお金を稼ぎ出す、ある意味お金が
寄ってくる人」のイメージがあります。単に大金を必死で稼ぎ出すというのではないです。また、お金が出来ても、それを自由に使えない
なら、これも金運が良いとは言えません。四柱推命でいう「本当に財運が良いという人」は意外に少ないようです。

恋愛運、結婚運の場合も自分の選ぶ(ある意味、自分の意思で「選択する」)、彼氏、彼女が自分に合っているかどうか?自分が
その人と一緒になって良いか悪いか(協力や援助が得られるか?とか、安定した生活ができるか?自分が作る家庭作りが上手くいくか?
など…)を表しています。

この部分が良くないと自分と基本的に合わない相手に惹かれて、うまくいかなくなったりしやすいようです。本人の好みと、実際に一緒になって
幸せになれるタイプとのあいだに、ある種の「ズレ」があるのでなかかな難しいようです。

こういった場合、紫微や四柱の命の占術では、本人の好みのタイプと「逆のタイプ」を選ぶと良いと言われますが、なにぶん
本人の「好み」ですので、なかなか、「ハイ、そうですか」というわけにもいかず(笑)、なかなか難しいようです。

また、話は違いますが、ちょっと例えは悪いですが、飛行機に乗っていて事故にあった場合、あたりまえですが、乗っていた
乗客全員が四柱推命的に見て「凶」などということはありえません。この場合、どちらかというと「偶然性」のほうが強く、「命の占術」の範疇では
ありませんし、ほとんど出ていないと思います。ただ、この飛行機を操縦していた「機長」の「命」は「凶」になっている可能性があります…。

車でも同じで、ハンドルを握っているいる人、運転している人の運勢が四柱推命的に見て「凶」の場合、なんらかの作用が出る可能性は
ありますが、同乗者は基本的には関係ありません。
一緒に車に乗っていて、何かトラブルがあっても、それは、偶然的なものだということです。(命の占術から言えば)。


字面が怖い十二運

四柱推命でドキッとするのが、命式を出した時に使われる「十二運」ですね。
その人のエネルギーの強さみたいなものを「人間の一生」にたとえて表したものですが、これが文字を見ると結構、怖い。
最初の「長生(ちょうせい)」とかはイイとして、「衰」以降、「病」、「死」、「絶」など、やたらに字面からして「怖い」(笑)
日本人は漢字の意味がストレートに伝わってくる部分があるので余計に怖い感じがするのかもしれません。

でもこれが命式についたからといってもちろん、病気になりやすかったり、行き詰ったりするわけではありません。

確かに四柱推命でいう季節的な面での強弱の違いはありますが、本によっては「衰」以降、なにかすごい運が弱い、悪い…
みたいに書かれてるものもありますが、そうではありません。

ちなみに私がまだ占いの勉強?を始めた頃、参考にしてた四柱推命の本に「十二運のコレとコレの組み合わせの人は〜歳までしか
生きられません…」みたいに、ハッキリ寿命のことについて書いてある本がありました。
その時は相当にショックで「あと〜年か…」とため息をついたものでしたが、その年齢をすぎてもしっかり生きてます(笑)。
たしかに四柱推命で「この時期は気をつけたほうがいい」って時期は分かりますが、「絶対にこうなる」ってことはありません。
寿命のことを書いてる本は四柱推命の関連本にありますが、プロでもないかぎり、簡単に判断できるようなものでも
ないですし、一般の人が読む本でこういった「寿命」のことを書くのは個人的にはちょっと行き過ぎのような気がします。
(それに寿命のことを簡単に口にする占い師は「脅し」てお金を取る占い師が多いので、ダメでしょう…)

字面そのものより、その十二運のエネルギーがポジティブな方向に働いているか、ネガティブな方向に働いているかを見ないといけません。
たとえば「衰」の人はもともとあまり物事に対して動じないというか淡々としてるところがありますが、これがいい方向にでれば
ある意味、「冷静で物事に振り回されないタイプ、落ち着いたタイプ」で、ネガティブな方向にでればその淡々とした感じが「冷たい感じ」になるわけです。


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